新田大明神縁起

新田大明神縁起 上巻

新田大明神縁起 下巻

この絵巻物は、「太平記三十三巻新田左兵衛佐義興自害の事」を元に御祭神「贈従三位左兵衛佐源朝臣新田義興公」の御事蹟の大体と新田神社鎮座の由縁とを図絵に纏め、簡単な伝記文とを添えたものです。
詞書撰文は林大学頭春斎(のかみはるなり)画師は上野加卜(かぼく)書は上野左兵衛で、延宝4年(1676年)に松平政種によって寄進されたものです。
金紙に極彩色の画図は筆致絶妙、優美華麗で、書体は「世尊寺様」の和風行草体仮名交り文として認められ、画面とよく調和を保っています。
元本が再度の火難を免がれて、今猶完存し、社宝として秘蔵されていることは望外の幸としなければならない。昭和38年3月19日に、東京都文化財に指定されています。

新田大明神縁起 上巻

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